
以前、お取引先様である照明問屋様にて、新たに取り扱いが開始され
オーストリア製の照明器具 PROLICHT(プロリッヒト) の
実物展示会を見学してきました。
PROLICHTの照明器具は、製品の生産・組立・梱包のすべてをオーストリア国内で一貫して行っている点が大きな特徴です。
いわゆる「トヨタ方式」に通じるジャスト・イン・タイム生産を採用しており、
- 作りすぎない
- 無駄をなくす
- 多彩なオプションに柔軟に対応する
といった思想が、製作段階から徹底されていることが伝わってきました。
環境配慮を「後付け」ではなく、ものづくりの前提として捉えている姿勢が非常に印象的です。
日本から発注する場合、どうしても納期にはある程度の時間を要しますが、
建築設計の初期段階からスケジュールをきちんと組み込み、計画的に検討していれば、
実務上は十分に対応可能な納期だと感じました。

照明に対する考え方の違いから得られる学び
日本と欧州では文化や体質の違いもありますが、
今回の展示を通じて、照明に対する根本的な考え方や設計思想が大きく異なることを改めて実感しました。
やはり、実物をしっかりと確認できる展示会やイベントは非常に重要ですね。
以前、欧米・欧州の方々は日本人に比べて瞳の色素が薄い人が多いと聞いたことがあります。
そのため、4000K以上の白色系の光は特に眩しく感じやすいそうです。
実際に展示されていた照明器具も、日本で主流の昼白色・昼光色を前提とした製品は少なく、
落ち着いた色温度を基調としたラインナップが中心でした。
※なお、色温度については
昼白色・昼光色へのカスタマイズも幅広く対応可能とのことです。

間接光を重視した、奥行きのある光の設計
光束の特性として、間接光を非常に大切にしている点も、
日本製照明とは異なる特徴であり、非常に参考になりました。
一見するとオフィス向けのシンプルなLED照明に見えますが、
上から見ると、天井面を柔らかく照らすための間接用LEDが組み込まれていることが分かります。
奥の壁面を見ていただくと分かるように、天井面を照らすための光量がしっかりと確保されています。

環境配慮と素材選びへのこだわり
大型のペンダントライトは、周囲が明るいため少し分かりづらいのですが、
笠の部分には、廃ペットボトルをリサイクルしたフェルト素材が使用されています。

このフェルト素材は、環境への配慮だけでなく、
光をやわらかく拡散させ、空間全体を包み込むような光源の実現にも大きく貢献しています。

こちらのペンダントライトにも、天井面を照らすための間接用LEDが組み込まれており、
直接光と間接光をバランスよく組み合わせた設計となっています。

フェルト素材のカラーバリエーションも豊富で、
周囲を含めて柔らかく照らすための工夫が、随所に凝らされていると感じましたまとめ(記事の締め)
まとめ(記事の締め)
デザイン性だけでなく、
環境配慮・生産思想・光の質まで含めて考え抜かれた照明は、
これからの建築や空間づくりにおいて、非常に魅力的な選択肢のひとつになると感じます。
施工・導入について
今回ご紹介した PROLICHT(プロリッヒト) の照明器具については、
弊社にて製品のご提案から販売、現地での取付工事まで一貫して対応可能です。
空間の用途やご要望に応じた照明計画のご相談も承っておりますので、
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。